革製品はかっこいい。手にしていて心が踊る。少し大人になった気分になる。ただし、革製品はメンテナンスを入れてやらないとひび割れしてしまうこともあるから、メンテナンスはしなくちゃね、という話です。
「よし、メンテナンスしてみよう。」だからと言って、初めから高いクリームは手が出せない…そんなわけで、お手軽で人気のセット商品を買ってみた。
[コロンブス]のレザーケアキット
セット内容を説明します。(※写真右のペンケースは全く別の商品です)
- 1:Brillo 皮革用ツヤ出しワックス レザーコンディショニングクリーム本体1点(クロス1枚付)
- 2:エチケットテレンプ1枚
- 3:クリーム塗布用スポンジ1点
- 4:馬毛ブラシ(小、ハンドルタイプ)1本+オリジナルレザ-ケアブック
簡単に言うと、クリーム・拭く布・スポンジ・ブラシ、の4点。全てCOLUMBUS (コロンブス)商品。
ブラシとクリームから本格感が漂ってる…
今から、なんかすごくオシャレなことをする予感がして来た。早速、やっていく。
手入れの手順。メンテナンスはゆっくりじっくり
愛用しているジブン手帳のカバーをメンテナンスしてみます。あ、この革カバーは自作したものです。興味ある方はこちらからどうぞ。
【ジブン手帳】革製の手帳カバーを自作したので紹介します – Entrance Part2
一点、注意。革の種類によっては、色落ちしてしまったりシミができたりしてしまう可能性があるみたいなので、まずは、目立たない場所でテストして慎重にやっていきましょう。
1. ブラシで皮革表面についたホコリを落とす
優しく擦ります。毛は割と柔らかいので、「傷ついてしまう」みたいな心配はないですが、あくまでホコリを落とすまで。やさしくいこう。
また、この作業はブラシ以外に布で行っても結構だそう。この作業はすぐ終わりますが、次が大事。
2. クリームを薄く塗りのばす
蓋を開けて、塗っていきます。クリーム、と表記してますが、実際の質感はプルプルしていてまるでゼリーのよう。
塗る道具はスポンジ。まずはスポンジの先にちょんとつけて、塗り伸ばしていく。大事なことを一つ。塗るのは少量です。本当に少量。
こんな感じ。これ、結構伸びます。案外早く塗り終わりました。もっとそれっぽく、息を吹き込むようにじっくりやってやりたかったんだけれど予想外に伸びる。憎いな。
まぁ、よく伸びて全体に行き渡ってくれるのは、色むらができにくくありがたいことなんで。スポンジの摩擦熱で、革の内側までクリームが染み渡るのが理想。手の体温も使って、じっくり染み渡らせましょう。
3.仕上げに乾いた布で磨く
現段階、つまりオイルクリームを塗り終わった段階で、革は少々ベタついている。なので、少し放って置いてあげるといい。浸透をゆっくり待ちましょう。
それから布で拭いてやります。もちろんこれもセット内容。これを使って仕上げです。よし。
クリームが残って、ベタベタしている部分を重点的に拭いていく。ベタベタしてるとカビとか生えかねませんからね(知らんけど)
できました。終わり。
手入れ後、綺麗な飴色に
こちら、片面だけ手入れしてある状態の写真。わかりますでしょうか。写真では伝わりにくいかもしれませんが、カバーの右面(画像右)だけ手入れしてあります。
じっくり見てみると色がこんがり飴色に、綺麗に仕上がっているのがわかると思います。現物は予想以上にいい感じ。また、手で触れた時の質感も変化したすごい。乾燥が解消されたので、カサカサだったのがしっとりします。よかったですね。
まとめ:革製品を長く愛そう
革製品ってのは不思議なもので使えば使うほど味が出てくる。しかし、メンテナンス無くして長く使うことはできない。手入れあっての輝きというのがあるみたいですね。自分だけの、自分の革製品だけの深い色艶。エイジングを楽しみ、長く愛していきたいところ。
そんなわけで、手軽で安価に革の手入れができるCOLUMBUSのレザーケアキットを紹介した。家にこれ一つあるだけで、愛着ある品と長く付き合えますよ。